みなさま、こんにちは。いつもありがとうございます。
名古屋市今池の心療内科ブログです。
2019年、WHO(世界保健機関)は、
「ゲーム症/ゲーム障害」を病気として認定し、精神疾患として位置付けました。
正式に国内適用されるまでは、あともう少しのようです。
昨年発表された厚生労働省の調査によると、
10 代~20 代の約 12%が休日に6時間以上ゲームをしているとされています。
ゲーム障害はゲームに没頭しすぎたために、
日常生活、学校、仕事、人間関係、健康などに支障をきたすと言われています。
自宅に引きこもりがちになったり、食事や入浴、睡眠もおろそかになり、
そのうち、気持ちの落ち込み、イライラ、食欲低下、頭痛など心と体に様々な影響が現れます。
ゲーム障害の定義としては、( ICD-11:国際疾病分類第 11 版より )
①ゲームをする時間や頻度などのコントロールができない
②日常生活や他の関心事よりゲームを優先する
③ゲームによって人間関係や健康などに問題が起きていても ゲームを続ける
④学業や仕事、家事などの日常生活に著しい支障がある
上記の症状が 12 カ月以上続けばゲーム障害と診断される可能性があります。
(症状が重い場合は 12 カ月未満でも診断されることがあります。)
治療としては、継続的な通院が必要になると考えられます。
イライラや不眠症など、二次的障害の症状でお困りではないか、
まずは心と身体の状態をお聞かせください。
2022年7月25日